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白壁と南国植栽が演出する非日常空間|ウェディングフォトスタジオ外構設計

撮影空間の設計において、“外構”は単なる飾りではなく、
写真という作品の「舞台」として機能するべきものだと考えています。

今回手がけたのは、ウェディングフォトスタジオの屋外空間。
非日常感と静けさが共存する、白壁と南国植栽の対比を軸にした外構設計です。


白壁は左官仕上げ。

光の時間によって表情が変わり、衣装や人物の佇まいを美しく引き立てます。
その前には、アガベ・ドラセナ・ユッカなど乾いた質感を持つ植栽をレイヤー状に配置。
黒玉石と組み合わせ、影の動きや立体感が自然と生まれるよう構成しています。

撮影者にとっても、構図が整いやすいシンプルさ。
被写体にとっても、圧迫感のない自然な抜け感。
そして見る人にとっては、ただの背景で終わらない静かな印象が残る。

私たちは、この空間に「語りすぎない余白」を設けることで、
主役の存在が際立つように設計しています。


設計者コメント

「外構とは、建築の“余白”でありながら、空間全体の印象を決める大事な要素。
今回は“静けさ”と“非日常”を両立させるために、素材も空気も語りすぎないことを意識しました。
主張を控えた白壁と植物の動きが、静かな強さを持った背景になってくれたと感じています。」

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